投資心理 investment psychology 2003 9 28

 株式投資で勝つには、どうしたらよいか。
こういうテーマを考える時に、反対のことを考えればよい。
つまり、株式投資で負ける者は、どういう人か。
あまりに頭がよいと、株で負けます。
 なぜか。
あまりに頭がよいと、決断ができなくなるからです。
失敗を恐れ、決断ができないのです。
結局、過去の例を参考に、判断していくことになるのです。
これで負けても、前例に従った判断だったと言い訳ができるのです。
これでは、株式市場では勝てません。
だから、株式投資で負けるのです。
 どんなに立派な作戦を立てても、
市場が開けば、戦場となりますから、
何が起るかわかりません。
まったく、予想もできないことが発生し、
立派な作戦も無意味になることもあります。
 このような時は、あっさりと失敗を認めることが、勝利への近道です。
失敗を認めない限り、失敗は続きます。
かえって、傷口が大きくなります。
時には、負けを認め、撤退することも大切です。
そして、また挑戦すればいいことです。
しかし、失敗を認めない限り、失敗は続き、傷口は大きくなります。
これでは、再挑戦ができなくなります。
 負ける時は、小さく負ける。
これが、勝利の秘訣です。
負けたと思ったら、素直に負けを認めることです。
いつまでも負けを認めなければ、傷口はさらに大きくなります。
失敗を認めない限り、失敗は続くのです。

ところで、これで株式投資に向かない人がわかったでしょうか。
それは、官僚のことです。